本研究室の概要:海の食料・エネルギー利用と生態系保全

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本研究室は、2002年4月に立ち上がりました。現在は、海の食料・エネルギー利用生態系保全に係わる研究を行っています。流体力学をベースとして、数値シミュレーション、水槽模型実験、フィールド調査をバランス良く組み合わせ、多くの研究機関、民間企業と共同で研究開発を行っています。

研究室が立ち上がった当初から、流れ場・生態系結合数値モデルの開発を中心に研究活動を行ってきました。流れ場・生態系結合数値モデル開発の主目的は、観測データを時空間的に補間し、現象を理解することと、将来予測を行うことです。実際に、現地で観測を行っている研究者の方々と協力して、数値モデルの改良や、パラメータ値の校正を行っています。学生の方には、実際の海や湖のスケール、観測データの精度を理解してもらうために、数値シミュレーションのみでなく、必ず現地での調査に参加してもらっています。これまで、東京湾、琵琶湖、霞ヶ浦、池田湖、カスピ海、エビ養殖池などを対象として、流れ場-生態系結合数値モデルを開発してきました。個別の生物に焦点を当てた詳細なモデル化も行っています。

一方、2007年より、海の食料生産工学に係わる研究を開始しました。漁業は経験的な知見に依存している面が強く、科学的な裏付けが加われば、効率的な海の食料生産ができるのではないかと考えました。2007年から2009年には、沖合沈下式養殖―海中給餌システム開発―に参画し、自動給餌を行うためのバージ船を開発しました。2010年度からは、漁具の浮沈システムの研究を行っており、定置漁業における箱網の自動揚網システム生簀の安定的な浮沈システムが実証試験の段階に入っています。漁業従事者の負担を少しでも軽減し、漁業資源の付加価値を高められればと考えています。最終的には、人間、環境に調和した自動化された海の食料生産システムの開発を目指して、日々研究を行っています。

さらに、2012年より、海洋エネルギーに係わる研究を開始しました。現在、海洋エネルギーへの期待が増しています。波エネルギーを利用した揺れない船の研究をはじめ、波力発電装置の性能に関する研究を進めるとともに、海洋エネルギー施設の環境影響評価の研究に取り組んでいます。

本研究室への進学を希望する方

本研究室では、主として東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻に所属する大学院生が研究活動を行っています。システム創成学専攻への進学を希望する方は、システム創成学専攻のページ内にある大学院進学案内をご覧ください。

本研究室は、数値シミュレーション、実験、フィールド調査など、様々なアプローチで研究を行います。修士課程の学生の方には、希望も含めて話し合い、最初の半年間はある程度与えられたテーマで研究していただきます。その後、そのテーマ、あるいは別のテーマを設定して、1年半で研究をしていただきます。博士課程の学生の方は、自分のやりたいこと、身につけたいことを明確にしてから受験してください。

本研究室の見学を希望する方

本研究室では、研究室の見学を随時受け付けています。当研究室の見学をご希望の方は、北澤(Phone: 03-5452-6656, Fax: 03-5452-6657, dkita@iis.u-tokyo.ac.jp )までお気軽にご連絡下さい。ただし、当方の都合で見学をお断りすることもございますので、あらかじめご了承ください。

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